2006/01/29(日)
バイシーニョ(おチビさん)の愛称で知られるロマーリオ。ブラジルサッカー史に確実に名を残す天才FWが29日、40歳の誕生日を迎えた。昨年はブラジル全国選手権で得点王を獲得するなど、まさに「老いてなお盛ん」。数々の問題行動に加え、時には「王様」ペレやジーコともトラブルを起こしてきた「悪童」だが、数多くのサポーターに愛される存在だ。ブラジル唯一の専門誌「プラカール」に語った40歳を目前にしたロマーリオの心境を2度に分けて紹介しよう。40歳という年齢
――ある人は20代、またある人は30代、40代から人生は始まるって口にするけど僕にとってはいつからでも始まるものだと思う。まだ40歳になっていないので、どんな感じかは分からないけど、大切なことはしっかりと生きることだ。僕には素晴らしい妻と6人の子供たち、そして健在な両親がいる。夢見たことの8割から9割は実現できたんじゃないかな。こんな感じで僕は40歳を迎えることになる。
目前にした通算1000ゴール
――あと51点(さらに28日のアメリカ戦でも得点したので50点)だね。FIFAの公式サイトでも明らかにされているよ。各チームの仲間が、この数字まで来ることを手助けしてくれた。もちろん友人や君たちプレスの存在もね。
歴史的得点(1000ゴール)への道のり
――僕がこういう親善試合(所属するヴァスコ・ダ・ガマは今季中の達成を後押ししようと弱小クラブとのテストマッチを多数組んでいる)を受け入れていることを批判する人は大勢いるね。そういう意見は尊重するよ、だって口がある人はしゃべる権利があるんだから。でも僕はゴールに生きているし、確かに得点記録を更新するため戦うよ。今は6年前に比べて非常に更新に向けて意欲的だ。というのもあのころは40歳までプレーするなんて想像さえしていなかったし、こんなに1000ゴールに近づいていなかったからね。
欧州での経験
――最初は厳しかった。でも僕のポテンシャルの全てを見せられたバルセロナでは、特にいい時間を過ごしたと思う。もしスペインでのプレーを続けていたら、あと3、4回は世界最優秀選手(1994年に選出)に選ばれていたという確信を持っている。(続く)

「ロマーリオ、40歳おめでとう」。ヴァスカイーノ(ヴァスコサポーター)も悪童の40歳誕生日を祝う
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- 1971年大阪市生まれの日系1世。1982年スペイン大会準決勝の西ドイツ対フランスを観たことで自らも大学卒業まで、競技者としてサッカーの世界に飛び込む。中学・高校時代には後のJリーガーとも対戦歴あり。
王国ブラジルの「芸術サッカー」に魅せられ、一層サッカーに傾倒、将来はブラジルサッカーに関わりたいと、大阪外国語大学外国語学部ポルトガル・ブラジル語学科に進学する。
全国紙記者を経て、2002年にブラジルに「サッカー移住」した後、サン・パウロ州スポーツ記者協会(ACEESP)に所属。ブラジルを中心とする南米各国でのべ400を超える試合を取材し、全国紙や通信社、サッカー専門誌などに執筆。
2005年8月に一時帰国し、関西を拠点にJリーグを取材しながら、ブラジル人選手・監督を追い続けている。サン・パウロFCを間近で見たいと移住を決意するほど熱狂的な20年来のサポーターでもある。 - RSS
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フェリポン(偉大なるフェリペ)が語るW杯本大会の目標
2006/01/16(月)
ポルトガル代表監督のブラジル人監督、ルイス・フェリペ・スコラーリは16日、同国を率いて丸3年目を迎えた。自国開催だった2004年の欧州選手権で準優勝に導いたブラジル屈指の名将は「少なくとも私の視点で言えば、素晴らしい3年間だった。ここ(代表スタッフ)の全員が好きだし、素晴らしい仕事をしてきたと信じている」と満足感をあらわした。W杯終了後の勇退を表明しているフェリペだけに本大会は3年間の総決算となる。同代表に課せられた目標として8強入りという現実的な数字を掲げる。「今までのところは最高の出来だ。ただ、私は常にもっとよくなることが出来ると信じている。そのプレッシャーは私自身に課したものであって、決して選手に対するものではない」。イラン、メキシコそしてアンゴラと比較的恵まれたグループリーグの組み合わせについても決して楽観視していない。ブラジル代表を率いて参加した2002年大会で、ポルトガルがまさかのグループリーグ敗退を目にしているからだ。「あの時、ポルトガルは皆、異常な熱気に包まれていた。誰もが簡単に突破できると考え、そしてつまずいた。我々は同じ失敗を繰り返したくはない。サポーター、国民そして選手たちに警告しないとね。全員がしっかりと役割を果たす必要がある」と気を引き締める。
母国をペンタ(5度目)の栄冠に導き、フェリポンの愛称がふさわしいことを自ら証明したフェリペ。その采配ぶりは本大会の注目点のひとつであることは間違いない。

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